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代償動作の評価とは?

 
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カキログの運営者の柿沼です。web関連、倫理、哲学、健康が好きな理学療法士です。工場での労働者⇨震災⇨NPO立ち上げ⇨理学療法士⇨セミナー事業⇨体操教室を運営。⇨学び続けることが好きでブログを2019/4/〜始めました。継続発信出来るように邁進中。

こんにちは!

カキログを運営している理学療法士の柿沼です。

僕は理学療法士の勉強会を4年運営(FAiNstudy)していますが、基本的には運動器が好きで、今日は運動器を診る上で重要な代償動作の考えについて書いていきます。

勉強した内容と主観が混じっているので参考までに。

代償動作の評価とは?

重要な要素を3つ

視覚情報のみでは不十分

筋緊張の不均等とタイミングを評価

細かな関節運動を評価

この3つが重要かなと思います。

1つずつ解説していきます。

視覚情報のみでは不十分

理学療法では姿勢観察や姿勢分析、歩行観察や歩行分析を各フェーズに分けての評価者の視覚情報のみでの評価をする場合が教育過程の中であるかと思います。

歩行など動的な場面において流れの中で評価することも大切ですが、動きは代償動作によって誤魔化されることが多いので静的な動作から評価し気になる所はそこから動的場面に派生させてじっくり評価することが大切です。

例えば、座位⇨座位から手を上げる⇨座位から物を取る

このような派生です。

トップダウンだと座位で物を取れなかった場合を見て、座位が安定しないのか、手を挙げられないのか、物の位置が悪いのか。。

など色々な考察が上がるとは思いますが、最初の動作から診るにはまず座位が安定しているのかが先行なので、安定していなかったらどの機能障害で安定していないのかを各関節などの機能レベルで診ていきます。

筋緊張の不均等とタイミングを評価

誤った姿勢でいると身体図式が変化し筋が過緊張となります。

過緊張となった筋肉は柔軟性が欠落して固定として働き、力の伝達を阻害していきます。

正常な姿勢戦略では重力など体にかかる負荷を処理しようと力を受けながす為に運動戦略を無意識で取っているが、何らかの形で腰や股関節に通じた荷重伝達機構が非効率な最適化をされてしまい身体への誤学習が進みます。

この誤学習が体の身体図式を変化させて、結果的に過剰な筋緊張や動作タイミングの遅れやズレに繋がります。

細かな関節運動を評価

代償運動の基本は運動の初動で出現します。

なぜかと言うと、関節は骨同士のジョイントなのでそのジョイント部分のズレがあるとその後の運動にも影響が出ると言うことです。

例えば、

ドアの取り付け部の部品がズレていたり曲がっていたらドアが開かなかったり、しっかり閉まらなかったりしますよね。

これが関節の場合は初動でのブレとか可動域制限となると思います。

人体はドアと違って様々な軟部組織とか筋構造とか要因は多くありますが、運動器で考えるなら基本は同じです。

細かな関節運動、運動の動き始めも気をつけて見ていきましょう。

代償動作の出現2パターン

代償動作の出現は以下の2つのパターンがあります。

全身的な姿勢制御の調整により代償動作が起こるパターン

関節の力学的変化により代償動作が起こるパターン

説明していきます。

全身的な姿勢制御の調整により代償動作が起こるパターン

静的にみると、一箇所のアライメント不良(関節の中心点のズレ)により全体の姿勢制御パターンが破綻して他の部位での代償動作が出現します。

姿勢制御が破綻している場面の見つけ方のポイントは、

●どのような姿勢でも変化しない部分。

●運動が先行する部分。

●運動に先立って固定が生じる部分。

●固定部の上下や左右に皺がある部分。などがあります。

関節の力学的変化により代償動作が起こるパターン

関節のズレによりトルクが増大して筋活動も増大し過剰収縮や筋バランスの不均衡が生じます。

関節運動をした際に遠位部から固定した場合など注意が必要です。

例えば、股関節の伸展動作で筋収縮の順番が

⭕️大臀筋⇨ハムスト(正常)

❌ハムスト⇨大臀筋(異常)

などです。ハムスト優位は肉離れなどにも結果的に繋がりますので、こういった評価が必要です。

代償動作のまとめ

箇条書きにすると

代償運動

関節運動のズレ

筋収縮のタイミングのズレ

過剰な緊張と抑制

これらをみていくのが重要かなと思います。

自分で評価する順番などしっかりロジカルに組み立てられると理論づけ出来て再評価しやすいかなと思います。

 

 

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